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犬に名前をつける日のRURIのレビュー・感想・評価

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)
4.1
ずーーーっと見ることを逃げ続けてた。
題名を見ただけで苦しくなるし、辛い現実と向き合いたくなくて、気になるのにずっと見れずにいた作品。けどラーメンを食べてしまって寝れない今日の夜に、勇気を出して観ることにした。

ダックスちゃんの群れが出てきたときは泣きそうになった。途中で放棄する飼い主はもちろんだけど、悪質な繁殖屋ももっと恐ろしいな。

小林聡美の飼ってたナツちゃんと重なるところ多くて、色々思い出した。気持ちすごく共感したし、上川隆也の言葉にも納得した。あと老人ホームにダックスちゃんと一緒に入ってる、幸せそうなおばあちゃんに癒された。

ちばわんの方、殺処分される子を全頭引き取る中谷さんと獣医の山口先生(東日本大震災での動物救助活動には涙が出た)、他にも全国にいるなんとかして犬を救う取り組みをされてる方々、本当素晴らしい。補助金などはしっかり出てるのかな、国はそこに優先的にお金を使って下さい。

ペットショップがあるのは日本だけって聞いたことがある。動物愛護の観念が世界的にみても遅れすぎてる。早く法律で禁止してほしい。みんなに見て欲しい作品

P.S.小林聡美がピンクのモンクレを着ていて、
一番意外な組み合わせだけどとても素敵だった。
(ただワンコ達に引っ掻き回されすぎてて、
ダウンが大丈夫かヒヤヒヤしながら見てた。)
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