Joao

教祖誕生のJoaoのレビュー・感想・評価

教祖誕生(1993年製作の映画)
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確かにたけしらしいカメラワークも、間も、なかったな。そりゃそうか。かわいー子といい感じなのは変わらなかったけど。

まあ、宗教とかさ、アートムーブメントとかさ、そーいうのって、中身の人間全てがマジなわけない。割と中身空っぽっていうのはよくある。

綺麗なのも神聖だけど、汚いのも神聖だ。山にこもって垢まみれ、髭まみれ、フケだらけになった姿は何故あんなにも神聖に見えるのだろうか。麻原の姿を思い出せば、それは容易に理解できる。あのカリスマ的な理解のできないあれはなんなのだろう。おそらく、評価の範疇にないものに出会った時に、脳は「神聖だ」という判断を下してしまうのだろう。

宗教なんて、そんなもの。
そんなものに人間も騙されるんだから、人間もそんなもの。
Joao

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