Naoya

ブルーに生まれついてのNaoyaのレビュー・感想・評価

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)
2.4
名ジャズ・トランペット奏者であるチェット・ベイカーの人生を描いた映画。波乱の人生を送るチェット・ベイカーを、イーサン・ホークが演じています。イーサン・ホークの渋さ、男臭い姿が絵になります。加えて大人な声で歌われる曲の数々、そしてトランペットでの演奏は、映画ながらもジャズを聴いているような感覚になれる。波乱万丈ながら、音楽に力を注ぐ姿は、勇ましさを感じながらも、麻薬中毒から抜け出せないもどかしい姿は、切なく悲しい余韻を残し印象的に映ります。結末もまさに、音楽に注ぐチェット・ベイカーたる終え方で良い。ジャズという静かな熱意は際立って見え余韻は素敵だが、ここぞという盛り上がりはそれほどなく、終盤の音楽も印象は薄く感じる。
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