このレビューはネタバレを含みます
繊細で弱くて子供みたい。だからborn to be blueで、悲しい儚い声と音がいい。
主人公あまり似てなかったけどマイルスの目つきとか吹き方似てて面白かった。
66年、シャバに出て自伝映画の撮影から始まる。
かつての恋人役の女性といい感じになった帰路、プッシャーにボコボコにされ顎と歯負傷。
彼女と田舎に帰ってトランペットのリハビリをするも、元ヤク中である事がつきまとう。
頑張って薬もたち、小さなお店で演奏してプロデューサーも認めてくれニューヨークのバードランドで演奏する事に。
途中彼女に歌うようにI've never been in love beforeで薬も彼女も無しじゃマイルスとギャレスピーの前で演奏するには弱すぎた。
メタドンが切れてステージに立ったチェットはヘロインきめてて、彼女は去ってった。
彼はその後も繊細で脆い心で、それでも続く人生に想いを馳せるという感じの終わり方。
87年の東京コンサートが好きで見返した。いつもクタッと下を向いたまま他の人のソロを待って、遠くを見るような目でラッパ吹いて、哀愁がすごい。ベッドでつっと涙をこぼすような演奏するよね。