世間一般のジャズのイメージとは裏腹に、ジャズメンとドラッグの関係はどうしても切り離せないものですが、正しく本作の主人公であるチェットベッカーも生涯を通してカルマの如くドラッグにつきまとわれた一人。
私生活を壊すことという意味では害しかないドラッグですが、こと音楽特にジャズの生演奏ではプラスの要素として働いてしまうのが皮肉なところですね。
主演のイーサン・ホークが過去にイケメン役者として名を馳せたにも関わらずその後ヒット作に恵まれずすっかりさびれて(身体もダルダルのおっさん。。)になった姿がチェットの人生と被っていて逆にハマってました。
短時間の作品ながら内容も過不足なくタイトにまとまっており予想外な良作でした!