生まれて初めて監禁されていた部屋から外に出て、外界を感じるシーンが鳥肌。
生まれてから母と共に監禁されて世界の全てだと思っていた小部屋。
そこから脱出し、小さな身体に一気にいろんな情報が入り込んできて、圧倒され、感動し、茫然自失する。
そんな膨大で複雑な感情がこちらにも伝わって来る感じに息をのむ。
そのための前半のダラダラとイライラｗ
ところがこの映画、脱出までが見どころじゃなかった・・・
報道されない事件解決後の被害者のその後・・・
被害者遺族にしかわからない苦悩・・・
子供と大人での世界の受け止め方・・・
事件解決と報道されてしまえばハッピーエンドなわけではない。
遺族や当人にとって事件は一生終わらないものなんだと思い知らされる。
