誘拐監禁されてそこで子供まで生んだ少女が大人になって脱出し、そこからの苦悩の生活の話。
脱出したときの、子供が初めて外の世界を見る驚きと感動がすごく伝わってきた。
主人公が、誘拐される前の友達との写真を見て「この子達は幸せな人生を送ったのに」と言ったり、母親にむかって「お母さんが人には親切にしなさいって言ってたから(犬を探しているという犯人にだまされて)こんなことになったのよ!」と当たったりする様は、本当にいたたまれない気持ちになった。
「なんで私だけぇぇぇ」という感情は、こういうことなのだ。
この感情を描いてくれた、この映画は救い。