残酷なほどピュアで素直なジャックの言動に、救われたり、追い込まれたり。あの部屋しか知らなかったけど、楽しく過ごした時間もあって、それが更に胸を締め付ける。
原作小説は上巻のインサイドと下巻のアウトサイドで分かれているけど、ジャックが初めて本物の空を見上げるシーン、あそこが映画の中でインサイドとアウトサイドの境目だと思う。心が震えた。
ジェイコブくんとブリーのバディムービーとしても最高。自分を追い込み役に入り込んだブリーと、子供らしい愛らしさと生々しい人間らしさを自然に表現するジェイコブくん。素晴らしかった。