あ、そっちがメインの話?!
そーなんだ。
いい意味で期待を裏切られました。
脱出することがメインなのかと。
だけど、『部屋』から出た後の親子の生き方にスポットを当てた映画でした。
世界を知らない息子。
そして、無くなった数年間に苦しめられる母親。
なんか母親の気持ち、ちょっと味わったことがあるな。ちょっとだけ。
子育てをしてる時期、社会から離れた時期、なぜだかその時の気持ちとシンクロした気分になった。
そして、社会に出たら自由だけど、子どもと向き合った時間には戻れない。
あの狭い世界に戻りたくなる衝動。
そんな視点で観てしまいました。
最後の『部屋』にサヨナラをするシーンが印象的。
そこから一歩踏み出す親子を
なんとなく自分と重ねてしまった。