素晴らしい映画
クソ映画の後だったからなのか一気に見てしまった
あの有名なオーストラリアの子供監禁事件を基に作られたそう。
本物の事件は実の娘を27年間監禁し、その間に7人の子供を産ませたというもの。当時、衝撃だったのを覚えている。
今回は17歳の時に知らない男性に監禁され7年間の間に1人子供を産んだ女性の話
これはサスペンス調には作られてないのが特徴
最初はただ淡々と親子の生活が描かれている。監禁されているとはいえ、生活できるように改造された納屋で、悲鳴をあげる事も暴力を振るわれるわけでもない。
子供が監禁した男性を恐がらずに見ていることがその証拠。
まぁ母親の配慮もあってだろうが、
一見したら親子が狭い部屋で生活しているだけにもみえる。
だけど、違うのは外に出られないがために部屋で運動をしたり、換気扇の前で大声を上げてみたりすること。
7年間の監禁で、親子の生活が確立されているものの諦めていないことが分かる。
CMとかでネタバレしてたので言いますが、監禁から助かって新たな生活を送る
男の子にとっては自分の知らない世界に放り出される。あの納屋こそが男の子の世界
母親にとっては元の世界に戻ってこられた。
この映画を見て思ったのが、男の子の不安や葛藤などは解放された後の方が良く描かれていて、男の子にとっての世界がどっちだったのかよく分かる
母親がテレビのインタビューを受けていたけど、あの状況で子供を手放さなかったのは自分のためでもあったんだろうと思う。この共依存状態がいつまで続くのか分からないが、良くなってほしいと思う
最後のあのシーン
ね、
あのシーン
起承転結しっかりしてて素晴らしい
いやーいい映画だったな