UKは実は貧困率が低く、日本の半分くらいではあるのですがそれ故税金が高く、ロンドンは物価も高いのです。
そんなロンドンでリスキーなミュージシャンを目指す筈がヘロインにハマってしまってどうにもならなくなってた時にボブという猫と出会い、青年が薬物の魔力に打ち勝ち自立する姿を想像以上に描いているのがこの映画。
とても楽しめました。
ただの猫が可愛い映画ではなく、一度ヘロインにハマった人が一人で自立するのは凄く難しいというロンドンの闇を的確に描いているとこがあってこそ、ジェームズにとってボブは可愛い相棒だということが伝わってきます。
流石の製作陣。実話を表現するというのに長けてるチームが作ったからこそのクオリティです。
後、ストリートで演奏してたら変な人が時々よってきて警察に一般人もろとも逮捕されるのはリアルでした。
日本では逮捕=有罪というイメージですが英国の都会ではそんなことはないので、そういう細かい所も細かく作ってくれて、ロンドン好きにもオススメです。
猫視点でカメラが変わる所もグッド。気ままにジェームズのいうことも聞かない所は本当に可愛いです。
因みにヤク物はやめましょう。マリファナなら大したことにはなりませんがマリファナから一歩でも出れば1人ではどうにもなりません。警察にバレなくてもロクな生活は出来ません。
まぁ今はヤク物に手を出す人はイギリス系のロンドン市民には少なくなったと思います(統計をとったわけではないため分かりませんが)。
暖かくなる映画ではありますがジーンとする要素も強い映画でした。