rejocqu

マダム・フローレンス! 夢見るふたりのrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

彼女にだけ見えている夢のような世界を守ることが、人生まるごとかけていいほどの舞台監督の仕事だったんだろうなあ。

ハワードがマジメに演技してるって聞いて、見てみたけどなかなかいいテーマだったな。

運命の人だとか真実の愛だとか言い出すチープなラブストーリーよりよっぽど納得できるものがあったように感じるよ。

あのカーネギーホールで、最も愛された音楽は全くの下手っぴで嘲笑され、長年金だけの権力で成り上がった評価の上に成り立ったモンだったと。

何がホンモノなのか?
人々の心を救えることよりホンモノであることの方が大事なのか?
金とウソで塗り固められた人生はどんなものだったか?
価値というのはそれぞれがそれぞれ感じ得るものである。
そんな話だった。

本人たちが愛だというのであれば、それは愛だと思う。愛情というのは他人のものさしで測れるものではない。

EDは実際のレコードの音源だろうが、とても似ていた笑 さすがメリル。
純真な目の輝きをした女性を演じさせるとピカイチですね。
rejocqu

rejocqu