映画はココロの栄養

マダム・フローレンス! 夢見るふたりの映画はココロの栄養のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

二大スターの競演!
メリルもヒューも大好きな俳優さんなので鑑賞。実話だそうですね。
トータルしてコメディタッチなんだけど、人間の感情が豊かに描かれてて、結構ぐっとくるシーンもありました。
メリル演じるフローレンスが本当に純粋すぎて憎めない。
自分の歌唱力に絶対の自信を持ってるけど、史上最悪とまで言われる音痴。
フローレンスを笑う人もいるけれど、嘲笑する人と楽しんで笑う人は全然別物だということ。
実際の彼女は笑われてる事に気がついてなかったみたいだけど、当時はコメディ女優を観るような感覚で笑って楽しんだ観客も多いとか。

それでも真剣に音楽が好きで、真剣に人の幸せの為に歌って、真剣に自分を信じてる彼女だからこそ周りの人も支えたくなっちゃうんじゃないでしょうか。

初めは笑いを堪えられなかったコズメも、最後には全幅の信頼と尊敬で彼女と一緒にカーネギーホールで演奏する姿に感動。

実際に語った【私が「歌えない」という人もいるかも知れないけど、私が「歌わなかった」とは誰にもいえない。】この言葉の通り、歌は下手かもしれないけど、何かをやり遂げた人には賞賛しかないと思いました。