「恋愛」という言葉があるけれど、“恋”と“愛”は明らかに何かが違う。
ふと思う。
「恋の物語」は多く触れてきたけど「愛の物語」ってあまり触れてこなかったような気がすることに。
そして、改めて気づく。
「恋の物語」は若い男女を主人公としたケースが多い一方で、この映画の主人公はおじいちゃんおばあちゃんであることに。
2人が歩んできた時間の積み重ねと、ある事件をキッカケに繰り広げられる2人の会話が淡々と描かれていく。
ただ、それだけなのに自分の中の何かが大きく揺さぶられる。
たぶんそれは、この映画で描かれているものこそ、人々が追い求めている“愛”だからだと思う。