このレビューはネタバレを含みます
最初からやっぱり家は売らないってオチなんだろうなあって分かってはいるんだけど。だって最初からすべてが完璧な家だったし。
それに内覧会に来る人たちに、家を売りたいと思う魅力的な人はいなかった。
そしていい家を見たけど、その人からも買いたくない気持ちはものすごくよく分かった。この茶番を終わらせるのが最善だと思った。
何事にもちょっとユニークな嫌味を言ったり自分の考えを曲げなかったり、くせのあるおじいちゃんだけど、誰よりもおばあちゃんを大切にして、勝手に一人で決めたことを怒ったらすぐそれには謝った。
そしてキス。
どんなに歳をとって時間を共有してもそういう芯の部分でわかりあっててステキな夫婦だなって私もそうなりたいと思った。