晴れ歌

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の晴れ歌のレビュー・感想・評価

4.5
共産党員が弾圧を受ける時代の第二次世界大戦後のアメリカ。映画界も例外ではなく、ハリウッドで活躍する脚本家・トランボもその憂き目にあった。
非米活動委員会に呼ばれたトランボは、証言を断り、牢獄に入れられる。牢獄から出たあと家族と暮らすが、仕事が無く、やっとありつけた仕事は名前を出すことが出来ず。

トランボの「書けるなら名前を問わない」その姿勢、自らの信条を曲げずとも文化的表現はできる、しても良いのだ、という姿勢を真っ向から体現し、結果を残すことで反対勢力にも物言わせぬ力を持ったのは、アメリカ文化にとっては非常に大きな事だったのではないか。トランボの機転と、それを支える家族の苦労、秘密裏でも書かせようとした映画会社など、多くの人の手で後世にずっと残る傑作たちが生まれた、その姿を目の当たりにしてほしい!
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