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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のtoaのレビュー・感想・評価

3.4
教科書の活字だった"赤狩り"というものが実際の出来事として腑に落ちた。観てよかった。
どれだけ多くの人が翻弄されたのか…すごい歴史だ。
途中トランボの振る舞いがあんまり横暴でそりゃあ嫌われるわと思いながらも、家族の懐がとても深かった。最後のスピーチの言葉に心の底から深く頷いてしまった。繋ぎとめてたよ、まさに、奇跡のように。エンドロールも極まる。

恥ずかしながら、「ローマの休日」や「パピヨン」など数々の名作の脚本家がこういう方とは知らなかった。映画は権力分立の支えの1つで、脚本家もまたペンの力を行使できる仕事なんだと学んだ。
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