蘭豆

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の蘭豆のレビュー・感想・評価

4.0
「全てを手放してまで、正義を貫けるのか?」

『ローマの休日』の脚本家ダルトン・トランボの波乱に満ちた半生。嫌われても、脅されても、投獄されても絶対に信念を曲げないその生き方に心を奪われた。

追放されてB級映画の雇われ脚本家に身を落としても名作を世に送り出し続けるトランボの驚異の才能。そして彼を支える家族の愛。

頑固で飄々としていて、どこか憎めない愛すべきキャラクターのトランボ。物語後半のスピーチはどこまでも公平で、映画愛に満ちていて深い感動を誘う。

『パピヨン』『ジョニーは戦場へ行った』『スパルタカス』…名作映画に隠された天才脚本家の不屈の人生を多くの人に知ってもらいたい。
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