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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のlove1109のレビュー・感想・評価

3.8
卒業論文のテーマは「赤狩り時代の映画作家」だった。裏切るか、亡命するか、堪えて闘うか。それら三択しか生き残る方法がなかった時代の中で、堪えて闘い続けた男こそ、稀代の脚本家ダルトン・トランボだ。オスカーを獲った「ローマの休日」や「黒い牝牛」の偽名はまだ良い方で、名前がクレジットされていない作品が山ほどある。果たして歴史は繰り返されるのか。私たちの国で「共謀罪」が成立してしまった今、この映画が問いかけるものが、とても重大なものに思えてならない。
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