赤狩りによって、国からスパイ疑惑をかけられてしまい、映画業界から追放されてしまい、刑務所に入れられてしまうまでに至ってしまう...。
しかし、トランボはそれでも偽名を使ってまでも脚本作りをした。
それは、死んでしまった友人の為であり、家族を守る為であり、自身を追放した映画業界へのささやかな嫌がらせでもあったりするのかもしれない...。
例え彼の思想が国から敵と認識されていたとしても、『ローマの休日』でオスカーを手にしたのは紛れも無い事実であり、彼自身の実力なのだろう。
そんな彼と仕事をした人々も相当に勇気というか肝が据わってるなと感心した。
特にフランク・キングとカーク・ダグラス。
彼が様々な事を経験したからこそ、終盤のインタビューやスピーチの言葉に非常に重みが籠もったんだと思う。