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暗殺のJのレビュー・感想・評価

暗殺(2015年製作の映画)
4.2
・物語★★★★★
・配役★★★★
・演出★★★★★
・映像★★★★
・音楽★★★

日本統治下の韓国を舞台に、超重厚な人間ドラマとサスペンスで綴るアクション巨編。

作品のあらすじを読むだけでも興味を引かれるが、爆破による暗殺未遂から幕を開けるオープニングに、開始後数分で釘付けになる💥👀

“裏切りか、信念かー”

敵味方が目まぐるしく変わるストーリーは、進めば進むほどに予測不能😲
予期せぬ一人二役や、姿を消したと思った人物が忘れた頃に再登場したり…といった演出も随所にあって飽きさせない。

クライマックスの激しい打ち合いは、瞬きも忘れるほどに圧巻だ👏👏👏✨✨✨

スリリングな展開ではあるが、時折クスリとさせてくれる絶妙な脚本も悪くない。
個人的には、“爺や”の個性的な役どころがツボ‼️

「日韓併合」により云わば植民地とされた韓国の観点からの作品だが、日本政府に内通する韓国人の姿を描くなど、なかなかの意欲作と言えるだろう。
京城における三越百貨店など、現代史における日本と韓国の関係を改めて考えるにあたって興味深い描写も多い📚

韓国の俳優陣がカタコトの日本語で演じる日本人役も悪くはないが、日本人俳優のキャスティングは、物語の性質上さすがにヘヴィだったのだろうか…💦
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