ダイセロス森本

スイッチ・オフ/森へ 少女ネルの日記のダイセロス森本のレビュー・感想・評価

3.4
サバイバル術を持たない娘二人たちが電気の消えた世界でどう生きるか試される映画です。ふたりとも脱ぐけど割とひどい人も出てくるのでイライラ。
精神的に参った二人が起こす行動にいちいちびっくりするけどまあそんなこともあるかあ、そういう行動をとるようになるのかあなんて思いながらゆっくり時間が進んでいく感じ。

あんまり急なパニックとか最悪な事態を最悪に描くとかしていないので逆にとても現実的。さすがに家は壊れないだろと思いますが。

アンブレラアカデミーで多分映画オタクが唯一見たことがある女優であろう彼女が主人公です。
彼女は普通の人役が似合うというか、なぜかこういう災難に見舞われちゃう系女子なので幸の薄そうな顔になってます。可哀想だからもうちょっと幸せな役をあげてほしい。

食料がなくなるって私は想像できなくてもう食料がなくなった時点で自殺すると思うんですが彼女らは生きる意志が強かった。
面白かったけどちょっとのびのびしすぎかなあ。でなければもうちょっと危機感を出すような演出にしてほしいけど、このリアルさは消えちゃうんだろうなあ。難しい映画。