イチロヲ

若妻官能クラブ 絶頂遊戯のイチロヲのレビュー・感想・評価

若妻官能クラブ 絶頂遊戯(1980年製作の映画)
3.0
理想の女性を追い求めているカメラマン(鶴岡修)が、婚約者のモデル(日向明子)に完璧な女性像を無理強いしてしまう。「恋人を演じる」という行為に言及している、日活ロマンポルノ。

女の嘘を見抜けると思い込んでいるカメラマンと、胸のうちに魔性を抱えている婚約者の、浮気に次ぐ浮気が繰り広げられる。日向明子のコスチューム・プレイが大半であり、彼女の見栄えや表情を楽しむための作品と言っても過言ではない。

絡みのシーンが必要なことは分かるのだが、カメラマンも他の女に手を出してしまうところが残念。カメラマンは日向明子に対して一途であり、自分の信条としている女性像を作り上げるために、粉骨砕身する立場でいて欲しかった。

ドラマの訴求力は弱いけれども、日向明子の肢体はやはり美しい。雨天での野外セックス・シーンが最高潮だが、ものすごく寒そうなロケ撮影なので、ポルノの濡れ場はアクション映画のアクション・シーンと同等であることを痛感させられる。
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