三池崇史監督作の中で好きな作品の1つ
あまり評価は良くないようですが、自分は好きな作品です。
まず、静と動のペース配分が良く、静かなシーンでも退屈すること無く、アクションへ繋いでいくのも自然で良いと思います。
序盤の不死身でない万次の満身創痍の斬り合いも良かったし、終盤の300人斬りのアクションは目を見張った。その後に訪れる静けさが良い。戦の後の静けさが自分はとても好きで、これが本作が好きな要因の1つかもしれません。
主演の木村拓哉さんはいつものキムタク節なんですが、万次役はしっくりくる様に思えます。
他のキャストも豪華で、印象的なのは戸田恵梨香さんの刺客で、出番が少ないのにアクションや演技が際立っていました。
三池監督は時代劇を数本撮られていて『十三人の刺客』は特に良かった様に感じます。意外とハマる作品だと中毒性がある様に思えます。
本作は、2017年の公開から現在までDVD等で定期的に鑑賞するに至っています。なのでストーリー云々というよりも雰囲気や臨場感を楽しむという見方にシフトして行っています。