原作を知らずに気になっていたので観ました。解散後、渾身のこの映画もあまり話題にならず…という評価もあったので、それなら観てみなきゃ!と、ひねくれた僕です笑
謎の老婆に虫を仕込まれ、死なない・死ねない侍となった万次が、師範代の親を殺された娘の用心棒となって、敵討ちに力を貸すことに、というストーリー。
映画冒頭のモノクロで撮った100人斬りから、これは面白そうと思っていたら、あれよあれよと引き込まれてました。
ラスボスまでの中ボスとの闘いは、死なないのが分かっているので、うーん、やっぱり?(笑)とも思ったが、敢えて倒さず…なんてのもあったりで、それほど飽きはなかったです。
「俺の背中なら貸してやるぞ」なんて臭いセリフもキムタクなら許せるかな?(笑)
それより演技はもちろん、100人斬り、300人斬りをこなすキムタクの殺陣回りは見事でしたね。
きちんと溜めて見栄も切れて。動きもイィ。
大勢の斬られ役もきちんと演技をしてます。
原作の映画化はどうしてもストーリーを追わなきゃと、急ぎ過ぎの展開になるもんだけど、場面場面でたっぷり間もとってあって、贅沢な?丁寧な作り。
久しぶりのイィ時代劇ものでした。