しょこ

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のしょこのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーン。
ルパートが迎えに来た男の子に寄り添ってるスローモーション。
ジョンが手紙で言い遺した「自分らしく生きてほしい」ということをルパーとが実践してて涙が止まらなかった。

繊細で悩みが深く、優しさに溢れているジョン。
周囲の期待に応えようとして、ゲイであることを隠し、
自分をかつて愛してくれた男に拒絶されて失望のふちに。

ジョンはルパートのホテルまで、すぐに会える距離にまで来ていたのに。
もし彼ら2人が出会って心を通わせていたらと思ったけど、
最後まで会わないのがグザヴィエ・ドランらしいなと。
「”問題”(悩み)は 取り除くことができない 君の居場所だから」
っていうのもいいセリフだった。

やっぱり「自分を解放してる時、恍惚、愛に溢れてる」表情がドラン作品は本当に素晴らしいですね。またキット・ハリントンと組んでやってほしいなあ。
音楽も含め何度でも見たい作品。
しょこ

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