ジョン・F・ドノヴァンの死と生の作品情報・感想・評価

上映館(11館)

「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」に投稿された感想・評価

yume

yumeの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

母の愛って凄いなぁ。と同時に、最後でこの曲かー、みたいなドランの曲センスを随所で久々に映画館で感じた。
個人的には、最初の撮影シーンのお洋服もっとじっくり見たい!!
ポスターだけのぱっと見で、あ、これミステリー映画ね、みたいなノリで観ちゃって、序盤はお洒落映画に頭ついていってなかった。ドラン作品と知って納得。泣いたぁ
ま

まの感想・評価

4.8
ドランがドランのために作った映画を消費されてきた女性が支えてくれて、ものすごく素敵で、ものすごく優しい映画になってた! 
人はいつか死ぬ。周りの全てが自分を否定してくる。げど自分が自分を肯定できれば人生は素晴らしいと思える。だってそうでしょ?
って言われた気がします。

終わった後に友人の就職が決まって!心から喜べた。人生って素晴らしいな!
『ドラン映画最大のターニングポイント、ハリウッドへの憧憬のラブコール』

グザヴィエドラン監督は、自らが抱える(社会的)コンプレックスを映画なるメディアにぶつけパーソナルな視点で発信し、人生を物語る映画の極地に達した。
結果、毎度カンヌの常連となりアート映画好きのツボを刺激する一方、ドランの人物像そのものの側面が面白さに繋がる作家となった。

さあ、本作は遂にドラン初となる英語作品、顔馴染みのあるスターを起用したハリウッド進出へ王手をかけた作品となる。
ところがドランは、幼い頃からのハリウッドへの憧れと、映画人グザヴィエドランとしてアイコン化された現在地の2つの視点をまるごとメタフィクションとして昇華させたのだ。

通常、地位が確立された作家がネクストステージを目指すならば別ジャンルに挑戦していき、覚醒or失敗という例が多いが、ドランは人生投影の得意分野を無理矢理大衆が好みそうな要素とスライドしてみせた。

語り手と回想物語が行ったり来たりし、ジョンFドノヴァンの真相を探っていくこの構造は一見ミステリーチックながらも、割と早い段階でミスリードであることが分かる。今回フォーカスされるのは巨大で透明な"メディアの壁"を隔てて創り上げたドラン自身の2つの幻影で全く異なる2つの『母と息子』を物語る。
そして、語り手ルパートの文通情報からジョンFドノヴァンを想像し物語が創造されてゆく『語り手』視点なため、ジョンの実像が掴みきれず、そこには無限の解釈が広がっていくのです。

しかし、こういったメディアの向こうを掴もうとする葛藤が映画人以前のドランと重なり、その向こうには業界の裏側で苦悩するドラン監督の狭間で観客が鑑賞するという奇妙な構図が生まれる。これは単に業界の裏側の内幕モノで描かれる苦悩の枠を超え、ルパート側からは未来、ジョン側からは過去にひたすら、しがみつこうと救済を求めるドランの私的マルチバースに見えてくる。

そして大ネタ的楽曲の使用や、ジョンFドノヴァンに隠されたもう一人の幻影が、ラストの"ある作品"の再現で浮かび上がり、ハリウッドへの自伝的メタフィクションを紡ぎ出した。
ジョンFドノヴァンの死は、幼きドランの憧れの対象のイースターエッグに取れる一方で、『語り手ルパートの物語』として主人公ルパートが、憧れジョンの幻影になるストーリーにも読み取れる。
更には、ドランの現在地がジョンFドノヴァンならばハリウッド目前に死する、今後の製作ポジションへの隠喩にも取れるのです。


ここまでアート映画な作風がアイコン化した奇才がスケールを広げ新たなジャンルに挑めば、トホホ映画になりがちなフラグをドランは見事に撃破してみせたと同時に、苦しながらかつてのようなギラギラした圧倒的感性は丸くなり、キャリアのターニングポイントを眺める面白さ以外は、さほど突き刺さらなかった。

印象としては、ドラン映画作風の総括として配置される母と息子のエピソードや音楽で語る感情の叫び、カッチョいい映像がベストアルバムさながら乱発され、肝心のストーリーも実は散乱している部分もある。

もちろん、パーソナルな案件に陶酔しまくるドラン作品の大衆不向きなクセが抑えられている分、ウェルメイドに仕上がりアート映画としても単純におもしろい。

そして、グザヴィエドランが今後どんなポジションに辿り着くのか? 楽しみです。
Ree

Reeの感想・評価

4.3
もう全てが全てがエモくてたまらなかった‥
グザヴィエドラン全開😭ダダ漏れ
感想にならない。
また観て書き足していこうと。。

Its too difficult to explain..
This movie touched me😢
I can't find the words to describe my feelings even in Japanese‥
Anyway I'm into his talented soooooo much
I'm going to try to edit this review after I watch again
Sayoooo

Sayooooの感想・評価

-
ジェイコブ・トレンドレイくんみたさで鑑賞。
ドランらしい、性のマイノリティと母子の話でした。
ただmammyのインパクトがわたしの中ではかなり強いので、思ったよりも普通の映画だったと感じる面もあった。
けど、ドランらしい母と子の要素も含まれているし音楽も印象的でこういう作品の撮り方もできるのだなと思った。
METALOVE

METALOVEの感想・評価

2.9
好きな役者が出ていて、
好きな曲が流れて、
影がある男が主人公。

好きな要素が沢山あるのに何故かあまりピンと来なかった…

ゲーム・オブ・スローンズが好きだったから
キット・ハリントンがどうしても
ジョン・スノウにしか見えない
″The Death & Life of John F. Donovan″
「見たい!」と思わせるスタイリッシュなタイトル、豪華な出演者(ダンブルドア校長も!)ながら個人的にはあまり入り込めませんでした。

ドラン監督の普遍的テーマ『性的マイノリティの苦悩』『母と息子の愛憎』が今作でも描かれてはいるもののルパート母子にかなり持っていかれてしまいジョンのパートは精彩を欠いてしまったように思います。ジェイコブ少年が素晴らしすぎたせいもあり。
そしてたくさんのオマージュ。監督は″死″によって人々の心に生き続けるリバー・フェニックスにジョンをなぞらえたのでしょう。ラストは『マイ・プライベート・アイダホ』。

(ジョンの思い出を語る大人になったルパートに魅力がなく「あーこんななっちゃうんだなぁ」と少し残念な気持ち)
ウィルの「僕は誰かの秘密の存在にはなりたくない」って言葉が胸に刺さった。この場面のウィルが発する言葉一つ一つが優しくて染みる。
最後の2人乗り素敵。監督のこうであれって希望が込められたシーン、同性愛を問題として語る時代は過ぎたんだってパンフでの監督のことばが感じられた
akkkkky

akkkkkyの感想・評価

3.8
エグいものを綺麗に見せてて綺麗だった。
たまにBGMが助長で歯痒かった。
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