ねこ

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のねこのレビュー・感想・評価

3.7
「何もかも間違ってしまった」
この言葉の意味が深すぎて、崩れそうになる

顔、顔、顔…
ジョンとその母、そしてルパート、みんな喋らずとも顔が表現していた
特にジョンの繊細な表情には何度も心を掴まれたし、母の最後の顔もとても意味深で印象に残った

ただ、大人になってからのルパートにはあまりいい感情を抱けない
単純にドランが苦手なだけなのかもしれないが…

彼の、自分を吐き出しまくる作品にはまったく抵抗はないのだが、本作の、あの人の分も僕が…という部分に少しだけ拒絶反応があるのかもしれない
ねこ

ねこ