ツキナシヤバ子

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のツキナシヤバ子のレビュー・感想・評価

3.0

ジョンFドノヴァンのカリスマ性が
ちょっとよくわからなかった
超能力でハイスクールなんて
笑っていいやつ?魂の旅って笑
笑っていいやつ?笑
ドラン映画を否定する気はないのだが
名前やあるひとつの出来事に含みをもたせるのが絶妙すぎて、なんだかめちゃくちゃ大切で繊細で重要なテーマを見せつけられてる気がするんだけど、(ジョンFドノヴァンって一体何者なの⁈ねぇ⁈どないな人物⁈ドノヴァンって‼︎って見る前は思ってた)この映画を見てる大多数の人にとって心底関係ない問題な気もしたし、いや、しかし子供の頃の特別な経験というのはその後の人生に大きな影響を与えるという意味では昔の私はこういう孤独な感受性がものすごく好きだったのだけれど、今はこういうのに鈍感にならないと上手く生きてはいけないってわかってしまい、豊かすぎる感受性をもつ者をみるとイライラしてしまう。悲しみに浸っていられるのは若者の特権なんだね。
一方でこの感受性をなくしてしまうと、もう俳優としては生きていけなくなるんだろうなって思いました
感受性を鈍くすると上手く生きれるけれど感情が豊かではなくなる
自分を自分たらしめるすごく大事なものを手放さなきゃならない
それは純粋で美しいものであり
死はそれを決して汚さないのだ
逆にルパートは小さい頃からいじめられてたから強くしたたかに生きる術を学んでたって感じでした
そしてラストシーン
とても美しかった
でも真実は誰にも分からなくて
果たして彼らは本当に幸せなのかな
幸せな瞬間に見える瞬間があるだけなのかも
ツキナシヤバ子

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