冒頭から引き込まれて終始飽きることなく一気に見入ってしまった。人気俳優で華やかな生活を送るも孤独を抱えるジョンと将来俳優を目指す11歳少年ルパートの関係を文通を通して描きつつも、ルパートと夫に裏切られ俳優を諦めた母親との関係性もしっかりかつかなり細やかに描いているところが良かった。特に、スタンドバイミーの曲をバッグにルパートと母親が抱き合うシーンにはグッときた。しかし、ルパートの作文は、11歳の少年にして人生何回目なのかと思うほどの思考力と文章力だった。音楽もとても良かった。賛否両論あったようだけど、私はとても良い映画を見せられたと感じる作品だった。
