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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のrrrのレビュー・感想・評価

3.6
・若くでこの世を去った俳優のジョン・F・ドノヴァン 彼には誰にも知られていない秘密があった そしてそのジョンと100通以上もの手紙のやり取りをしていた少年時代のルパートだったが…的な内容

・突然逝ってしまった人に対する思いは立場ごとにそれぞれでしょうが、その死をどう自分自身の納得する形で嚙み砕いて落とし込むかと言う部分をセンシティブに描いた物語なのかなと感じました
・インタビューを通して彼の知られざる一面を振り返る事で 自分の足元や来た道やリンクする部分をなぞって確認し 乗り越え「これから行く道」へと繋がる通過儀礼みたいなものだったのかなと
・多くの事は語られず描かれず…な本作ですが、何となく感じ取れる程度に綴られ「ジョン・F・ドノヴァンの死」がどういうものだったのか?と想像する自由だけが残る脚本の妙
・最後にルパートをバイクでお迎えに来たステディ?の青年が笑ってこちらに手を振って見せるあのシーン、爽やかな鑑賞後の余韻に「時代はゆっくりとだけど変わって行ってるよ」と、今はもういない(フィクションですが)ジョン・F・ドノヴァンに語り掛けたくなりました
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