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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のyoecoのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ジェイコブトレンブレイ、口元とかとおくにエマニュエルべアールいない??

冒頭とタイトルで示されるドノヴァンの死以外に、とても大きなストーリーがあるのではないのに、うまく見せていると思った。

幼い者に無垢を見出し、それを守ろうとすることが自らの救いになる、というのをライ麦キャッチャー的なもの、と私は定義してる。
つまりは、周りの近しい他者とのコミュニケには不全や絶望感を覚えながらも、未来には根拠なく微かな期待を寄せてしまう。他責的で未熟だけども、人間くさい愚かな楽観性が見えるので、好きなテーマ。

そんなに人間みずから簡単に変われたら苦労しないわ。
関係性で変わってもいいじゃないか、人間(はソーシャルな生き物)だもの。みつを

ドノヴァンは、ルパートを崖っぷちで救うキャッチャーのつもり、でいることで、生きていた。ルパートもそれは深く理解しているから、同じ職業を選びつつも、つぶれずに前を向いているのかな、と。
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