切ないけど良い作品でした☆
ただ正直、私には明確な真相は理解しきれませんでしたが…。
一人の少年とその少年の憧れのスターの物語です。
一度も会った事のない二人だけれど文通を通して、お互いにかけがえのない存在になっていきます。
人は誰にでも表と裏(見られてる面と本当の自分自身)があります。
またその間で葛藤に悩む事も、誰でも経験してるんじゃないかなと思います。
この作品を観て感じたのは、そういう部分がとても繊細に描かれているなぁって思いました。
それは主人公だけでなく、彼らの周りの登場人物達の、些細なワンシーンにも表現されています。
まあ脇役達も名優達だからこそかも知れませんが…
キット・ハリントンさんの作品は初めてでしたが、彼が演じたジョンの「スターとしての輝き・心の葛藤・理想の自分・正直な気持ち・コントロールできない感情」を、表情や佇まいから痛いほどに醸し出されていました!
またジェイコブ・トレンブレイくんは2作品目でしたが、いつも(まだ2回しか観てないけど…)難しい役どころを見事に演じられていて、この作品でも主人公の子供時代の「いじめの闇・母親への思い・かけがえのない人の存在・自分の気持ち」など、真っすぐに表情されていました!
その他にも友人の俳優役の俳優さん(名前が分かりません)やマイケル・ガンボンさん、そしてナタリー・ポートマンさんとスーザン・サランドンさんは、少年とスターの母役だったのですが、その不器用な母の愛に、私自身も母なのでグッときました…。
そして音楽が絶妙!!
見応えのある作品でした♪