今迄とは少し違う印象。若い頃のドランらしさ?みたいなのは薄めに感じたが、ところどころにらしい感じもあり楽しめた。
悩める一般の男の子と、悩める有名人気俳優との文通。あまりあり得なそうな映画らしい話だけど、なんとなくのメッセージ性は伝わってきた。
気を使い、演じて壊れて自分自身を大切に出来て無かった人へ。まだ経験も浅い若い人達へ。
ドランと言えばの母とのあれこれは健在で、今回はナタリーポートマンも出てきて、ワンダーの天才子役ジェイコブ君との掛け合いが見応えあり、べたに泣かされる場面もあった。
自分はお初に見るドノヴァン役の人が魅力的で、こちら側の母とのやりとりも印象的、最後の子供達を見る母の表情は素晴らしかった。
そしてやはりラストが良いのは見終わった後の印象もよいなと。
あの映画のオマージュですかね。