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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のnのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

俳優の何を知るべきか?彼はなにをさらけ出せばいい?なぜそんな必要が?というところが印象に残った。

テレビなんかで色々見たり聞いたりしてその人のことを知っているような気になったり、「そんな悩みがあったなんてね」と思ったりすることがあるけど、実際はなにも知らないのだと理解しなきゃいけないし、知る権利もない。この映画とは関係ないけど、普段エンタメに接していて、何もかもを知りたすぎる観客が多いよなあ...と思った。

そして手紙。偽る前に生きること。偽ることは避けられない。時には嘘も純粋で美しい。
それがショービズの世界なんだなあ...と感じた。偽ることは避けられないんだ。
偽る前にちゃんと生きられる人が、生きていける世界なんだ。とにかく眠って、再び目を覚ますことがあったら、ジョンの俳優人生がまた始まっていたのかなと思うと悲しかった。

ジョンの役者さん、もう顔に「寂しい」と書いてあるような儚い孤独な感じがとても良くて切なかった。
記者の女性の、ルパートに興味を持ってからの表情や雰囲気がとても柔らかくて素敵。別れ際なんかとても可愛らしかった。
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