肉

あやしい彼女の肉のネタバレレビュー・内容・結末

あやしい彼女(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きなサニー〜永遠の仲間たち〜が邦画でリメイクされるので、韓国映画の日本リメイク版はどんな感じかなというノリで、趣の近そうな「あやしい彼女」を韓国版と続けて観てみた。

びっくりするほど、話のすじも台詞までも同じで、え、脚本手抜き…と不安になったが、設定がすこーし違う。

①婆さんが言うほど嫌な人間じゃない。むしろ良い人
②息子→バツイチの娘
③あたりまえだけど、舞台が日本だ

①はその分、後半の感動が減るが、婆さんが子連れママにかけた言葉の温かさに泣けた。
②母娘のストーリーになったことで、変身した婆さんと娘がしみじみ女どうしとして語り合ったシーンがぐっときた。
③舞台が日本だから、婆さんの育った時代が戦後の混乱期だったりして、親友の爺さんとの強い絆の由縁とか、娘を女ひとりで育てるのがいかに大変な時代だったかとか、より深く想像しやすいぶん回想シーンで泣ける。

こっちはこっちで味わいのある作品になっていたと思いやす。

逆にラストを思い切って変えるの(娘の説得により、捧げないパターン)も、現代の日本らしくてアリだったんじゃないかなーとか思ったりも。
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