ユカートマン

性風俗:英国の売春宿のユカートマンのレビュー・感想・評価

性風俗:英国の売春宿(2013年製作の映画)
3.0
ガーディアン紙の台湾人女性記者がロンドンにはびこる中国人オーナーによる違法売春宿に家政婦として潜入取材するドキュメンタリー。

いやあ観ててキツかった。日本で日本人女性が日本人男性にご奉仕するとなるとなんの問題も浮き上がらないけど、イギリスで中国人女性がああやって不当に働かされてるのをみると移民の地位が露骨に肌の色に出てて。まあ東欧の貧しい子(白人)たちも頑張っているんだけど。売春をしたくないという記者(覆面家政婦)を説得するため罪悪感に苛まれるようにわざと「親」という単語を出すところが儒教っぽくていかにもアジアでキモいし、英語が喋れて社会的に高い位置に就く覆面家政婦のこの台湾人女性も自身が移民である立場だから悪徳オーナーの言葉が胸に響くと言っていたのが本当に観てて辛かった。最後の勧善懲悪っぷりはすっきりしたけどあのババアは捕まったのかな。搾取がクソだからいっそのことオランダみたいに売春を合法にして行政に管理させるのはどうだろう。いろいろ考えるきっかけになった。
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