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メッセージのbluemercenaryのレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
3.8
「2001年宇宙の旅」を基準にして“SF傑作”か“偉大なるB級”と区分けされちゃうジャンル。
最初から後者割り切ってる作品は大抵楽しい。
それで当作品がどちらかと云うと賛否真っ二つらしい。

観客の知的好奇心の斜め上行き過ぎな時間軸/云わば相対性理論の世界は難解。
この辺の知識量が有ると無いとでは面白さ/満足度が全然違うんだろうけど、そこに哲学的な要素も入ってくるから、正直「圧倒された」というのが全て。

“ペプダポッド”のアシストが有ったとは云え“人知を超えた世界”に、英知を集結して挑んだ筈の人類だけれど、最後の最後で国家
の論理が顔を見せる。
ここの解決と伏線の回収の解釈が理解出来るか出来ないかが作品の賛否かな。
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