映画の雰囲気がめちゃくちゃ美しい。
まるで無菌室にいるかのような空気感が味わえる。
ブレードランナー2049といいこの監督は静かで澄んだ空気感を作るのが本当に上手い。
そしてなにより音響が神すぎる。
Max RichterのOn the nature of daylightが流れている最後のシーンは間違いなく映画史に残る。
映画を観ている間は幻想的な雰囲気に終始魅せられ、見終わった後は色々考えたくなる、素晴らしい映画。
レビューを見ているとちらほら難解だという意見も見られたが、自分はそこまで難解だとは感じなかったのでまだ観てない人はそこまで身構えなくてもいいと思う。
ただ個人的に一つだけモヤっとした部分があった。
原作を見ていないのでなんとも言えないが、最後の娘が死ぬと分かっていてもその未来を受け入れる選択をしたのはいいと思うが、1番苦しいのは母じゃなくて病気で苦しむ娘本人なので娘のためを思って子作りしない選択肢の方が良くね？って思ってしまった。
ただ自分の解釈が間違っているだけかもしれないのでもし間違っていたらどなたか教えてください。
