東京国際映画祭以来の鑑賞
何度見ても新鮮味を与えてくれる傑作
突如現れた宇宙船でその宇宙人が発する言語を解読しようとするクルーを描いた映画だがこの映画は言語解読の枠からもっと壮大に展開される
ルイーズの人生についての物語
娘の人生についての物語でもある
難解な作品で一度見ただけでは細かいところを理解するのは難しい
言語解読を通じてやり取りされるだけなのにミステリアスで見事な伏線
そして人生について考えてしまう
得体の知れない物に人間は恐怖を抱く
タコのような劇中ではほとんどなんなのか分からない宇宙人は個人的に好き
人間よりも物凄く進歩している彼らとルイーズたち人間とのやり取りは微笑ましさまで感じられるしいろんな感情が入り乱れている、そしてそれは物語が進むにつれて増していく未知との遭遇とはこの事だね
彼らの存在自体がミステリーそのもの
度々回想される娘の意味
全人類を繋ぎ止める意義
さらに膨大な世界を想像させる宇宙人の存在、言語解読映画なのにあれだけ面白く、考えさせられ、気づけば涙を流している
第2のクリストファーノーランはドゥニヴィルヌーブだ