ファーストコンタクトものならではの、シリアスな雰囲気に前のめりになっていたら、いつの間にか、ごくプライベートな人間ドラマに感動している構成の妙。振り返ってみれば、映画冒頭からヒントがてんこ盛りなんだけど、コロッと騙されてた。
幼少時に四次元怪獣に親しみ、高校時代にアインシュタインブームの洗礼を受け、「2001年」のラストに翻弄された世代にはとても興味深い内容。そういえば、異星人との接触で革新が起きるという点は「2001年」ぽい。
ただ一点、雑というか、ご都合主義に感じるところがあって、これを許容できるかどうかで評価が別れるかも。
