部長

メッセージの部長のネタバレレビュー・内容・結末

メッセージ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は言語学の第一人者のエイミー・アダムス。
ある日、殻と呼ばれる謎の物体が世界の12箇所に現れ、その中には一定の間隔で開く場所から入ることができ、そこにはタコの様なUMAがいる。何のためにどうやって来たのかはわからない。
そこでその目的を調べるため(コミュニケーションを取るため)にエイミー・アダムスが呼ばれる。そこで相棒となるのが数学者のジェレミー・レナー。彼女達は筆記と行動により少しずつコミュニケーションを取ることに成功する。
そして目的を問うことに成功するが、「武器を提供する」というUMAの返答に各国は慌てふためく。エイミーは誤解があるのではと何とか真意を問おうとするが、内部の反乱者や中国のUMAに対する敵対的な態度から事態は一触即発。
そして各国が攻撃を始めるという直前にとうとう真意を理解したエイミーは、その武器というものを使い各国の首脳に思いとどまらせることに成功する。


その武器とは未来を見ることができるというもので、UMAの使う表意文字に時間の概念がないために、その副次的な効果として未来を知ることが出来るということだと思う。作中でも、使う言語によってその人の考え方が変わるという話をしている。
作品中では時系列が分かりづらくなっているが、未来を知ることが出来るようになったエイミーは、自分の未来が必ずしも良いものではないと知りつつも、その瞬間を大切に生きようと決めるシーンがある。
好きなシーンはエイミーが自分の未来を知ることが出来たらどうする?とジェレミーに問いかけ、ジェレミーが自分の気持ちをもっと相手に伝えると答えるシーン。
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