【ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品はどれも好きだが一番はこれ】
ネタバレ厳禁な静かで緻密なSF映画。ポスターでもその表現は醸し出されている。派手なエイリアン攻撃こそ一切なく、銃撃戦などもない。これだけ聞くと迫力がない映画に思えるが全くそんなことなかった。
作品から入る人と監督から入る人とでは感想が違ってくると思うけど個人的には楽しいというよりは知的な映画だった。
だから集中して見る映画なんだよね。
主演のエイミー・アダムスとジェレミー・レナーは個性的なキャラではなかったけど演技は良かった。
そしてサウンドトラック。これが良かった。サントラがSF感やその場の雰囲気を出すのをかなり助けていた気がする。
1回で全てを理解出来る訳じゃなかったから2回目も見たんだけど深く知るごとにそのキャラの心情や行動が理解できてなんかいい映画だなって改めて思えた。
若干不満なところはもっと映像美を期待してたのでめちゃくちゃ綺麗な衝撃な絵や演出が見たかったかも。
見終わった後、
HANNAHっていい名前だな…
カンガルーってそういう意味なのか…
っていう感想もチラホラ