中島晋作

天罰の中島晋作のレビュー・感想・評価

天罰(1920年製作の映画)
2.8
 私は昔よくアレン・ギンズバーグと詩の朗読のことで論争したものです。彼は誰かの前で読むことを予め考えて詩を書くという立場ですが、私は、詩は自分だけのためにあると主張してきました。一日の労働を終え、さまざまな雑音や刺激に疲れ、エネルギーを失って弱い存在になってしまった人間が、夜、孤独に、沈黙の中で読むものである、と。
──ジョナス・メカス『フローズン・フィルム・フレームズ──静止した映画』木下哲夫訳、河出書房新社、1997年、63-64頁。
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