のうこ

明日はないののうこのレビュー・感想・評価

明日はない(1939年製作の映画)
3.5
オフュルスはそんなに見ていないが、メロドラマのはずがノワールのような空気感。
ある日突然婚約者の前から姿を消し、キャバレーで自分の裸を晒して生きる女が、その婚約者と偶然再会してしまい、どうにかこうにか自分を取り繕うとし、破滅していくお話。映画館で別れ、映画館(の外)で再会する。メロドラマ、過去の幻想としての雪。ラストの突き放したような救いのないラスト。映画はハッピーエンドがいいというジョルジュリゴーのセリフ。泣いた。
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