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アントマン&ワスプのおふとんのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
3.8
2018年劇場鑑賞32本目。

MCUの中でも異端、「アントマン」の続編です。
時系列的には「シビル・ウォー」でのアベンジャーズ電撃参戦から2年後、「インフィニティ・ウォー」よりもちょっと前といったところ。
最低この3作を押さえておけば良いでしょう。

某雑誌では本作を評して「インフィニティ・ウォーの口直しのような作品」と表現していましたが、まさにその通りでした。
アベンジャーズの敵がどんどん強大になっていき、正義とは何か、ヒーローとは何かといった命題に真正面からぶつかっていく中、アントマンことスコット・ラングの正義はとことんシンプルで「娘との平穏な日常」がすべて。
ホープだって行動原理は母に会うことがすべてだし、今作のヴィランだって別に世界の平和を脅かすことが目的じゃない。

そういった意味ではアヴェンジャーズが世界のために必死に戦っている一方、こいつらときたら何て小さい次元で戦っているのか。
しかし、「デッドプール」でも思いましたがこのスケールの小ささこそが「アントマン」の魅力ですよね。

決して満点がつけられるような作品ではないですが、ポップコーン片手にけらけら笑って、時には泣けるシーンもあったりして、こういうのでいいんですよ、こういうので。

エンディング後のおまけはMCUのお約束ですが今作に限ってはいらなかったかも…
折角インフィニティ・ウォーのことを忘れて楽しんでたのに…、
しかしまあ今回は戦闘の良いところの大半はワスプが持っていってしまってアントマンは賑やかしになってしまっていたので、次回はかっこいいアントマンがサノスをぶっ飛ばしてくれるんじゃないか、という期待もあったりします。
アントマンスーツ壊れすぎ。
「アントマン&ワスプ」じゃなくて「ワスプ(&アントマン)」では?とつっこんでみたり。
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