くらちたかよし

リメンバー・ミーのくらちたかよしのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.0
ミュージシャンになりたい少年と、代々音楽を禁じる家族との葛藤が、メキシコの死者の日をモチーフにした死後の世界を舞台に展開される。

「家族と仕事(または夢)、どっちが大切なの?」という永遠の問いに挑んだ作品。

少年の夢は、いつの世でもどこの国でも、理不尽に潰されそうになる。そして、理不尽に見える潰す側の言い分にもまた一理ある。そんな葛藤を見事に描きながら、ディズニー・ピクサー流のバランス感覚で1つの解答を示してくれる。

序盤のうちは、ガイコツがいっぱい出てくるとか気持ち悪いと思いながら見ていたけど、後半で一気に展開が進んでのめり込んでいき、最後は涙が止まらなくなってしまった。

もっと家族を大切にしよう、そしてできれば死んでからもたくさんの人に覚えていてもらって語り継いでもらえるような生き方をしよう、と思える。