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リメンバー・ミーのひのネタバレレビュー・内容・結末

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度もそれはそれはあたたかい涙を流してしまう。ピクサー作品で最も好きなUpは序盤で泣かされるが、あれは悲しみの涙。この作品のものは喜びの涙。
正直、映画を観る前からヘクターの正体について何となく予想はついたが、それでも想像していたより遥かに彼がミゲルの家族で良かったと心底思った。そして、だんだんとイケメンに見えてくるヘクター😂すごく変わっているわけではないが、ストーリーがしっかりできている。
ご先祖チームがみんな面白くて優しい人達なのも死者の国の人という角の取れたような統一感があってよかった。
デラクルスのような、良い人かと思いきや悪い人だったパターンは最近あるあるだけど、こいつが素性が分かった途端本当に薄っぺらく見えてきて、最後のイメルダと無理やり歌うシーンは「その汚い手を離せ!」という気持ちでいっぱいだった。
死者の国のアニマル達がカラフルでとってもとってもかわいい。特にあのイメルダのトラくん(ちゃん)はカッコいいのに優しい味方っていうのがいい。安心する。ダンテとのギャップがまた最高。
普段は断固字幕派なのだけれど、日本語吹き替えキャスト皆さま良い。歌も素晴らしい。
ピークはミゲルがココにリメンバー・ミーを歌うシーン。生まれて初めて映画館で声を押し殺して泣いてしまった。あれはずるい。原題になっているcoco。確かにキーパーソン。二つの世界を繋ぐ人物。死者の国、On your markに出てきた未来都市のようだった。似ていた。夜に灯る明かりが美しく、マリーゴールドの花やアニマル達のビビットが際立つ。何度も何十年も観たい作品。
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