音楽を禁止する家族のもとに生まれた少年が、音楽で家族を知っていく物語。
死者の国はとても幻想的で、見れば息を呑むこと間違いなしな美しさ。ここにはピクサー史上最大となる約700万個の光が使われているそうで、技術力にも圧倒される。
ストーリーは想定内ではあるものの、ちょっとしたどんでん返しもあるし、短絡的といえばそうなんだけれども、楽しめる映画だと思う。
鍵となる音楽がとても素敵で、日本語の歌詞だったが、伸びやかな歌声で聞いていて心地よかった。
死者の日に祭壇に写真を飾る理由が、映画でなるほどな〜と思う設定になっていたり、メキシコの画家であるフリーダ・カーロが作中に登場し、こちらも大切なキャラクターになっている。
ママ・イメルダのアレブリヘ(魂の案内役)であるペピータが極彩色で美しく、ママ・イメルダに似てかっこいい。