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パリはわれらのもののmikuのレビュー・感想・評価

パリはわれらのもの(1961年製作の映画)
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パリは誰のものでもない。演劇と陰謀と、処女作からすでにジャックリヴェットらしいモチーフでいっぱいだが、これはなんとも憂鬱。組織ってのは、人々の嘘だの演技だのにこねくり回されてるだけのなんでもない虚構だったのか。フィリップの部屋のあの絵はなんだったのだろう。アンヌの隣人の女の子はなんなのか。あれこれわからないまま終わっちゃったので、この時代の情勢をもっと知らないといけませんね。アンヌがなんとも野暮ったい。ボーダーのシャツが着たくなったけど、彼女の着こなしはきっとわたしには似合わない。
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